|
２００６年２月１０日 爽やかな年明け 戦後何年もの間、婚家の我が家では百人一首を取り合うカルタ会が恒例となっていたようだ。ご近所や近くに住んでいる親戚の人達が集まって腕を競った時の様子は、今も毎年話題になっている。そのせいもあって新年の名人戦はいつも楽しみにしている。 三が日を過ぎて間もない日、何気なくスイッチを入れたテレビはちょうどカルタ名人に対するインタビューだった。 今年もチャンピオンになった西郷さんに、アナウンサーは次のように質問した。 「８年連続のチャンピオン、おめでとうございます。これからもカルタは続けていかれますか？」 「そうですね。今は、まだ子供が１歳ですから後２、３年は続けたいと思います。もう少し大きくなって頑張っている父親の姿を記憶してくれるようになるまでは続けたいと思います。」と、何の気取りもなく自然に答えられた。 なんとすがすがしい答えでしょう。 ほのぼのとした暖かさが感じられたのは私だけではないような気がします。 今、子育て真っ只中の若い方達にそっと贈りたい言葉のひとつにさせていただきたい。 |